
2021年10月に開催し好評を博した「感情プレステージ」の第2弾が、2022年5月15日に開催されました。
バーチャル世界のどこかにあるサーカス団──VALIS。
チノさん、ミューさん、ネフィさん、ニナさん、ララさん、ヴィッテさんら6人が織りなす妖しく美麗なダンスショーは、多くのヴァンデラー(公式のファンネーム)たちを魅了しました。
今回のライブはGW企画として連続公開されたばかりのソロ楽曲を中心に、既存曲のダンス初披露や花譜さんとのコラボなど、VALISにとっての"革命"ともいえる新たな挑戦のステージでもありました。
本レポートでは、ミニライブとは思えないボリュームで開催されたショーの模様をお届けします!
ライブの一幕は、チノさん、ネフィさん、ララさんたち3名によるオープニングダンスからスタート。
動画サイト「bilibili」での配信に向けての中国語での自己紹介や、チャイナアレンジされたステージなど、VALISの持つ強みでもあるグローバルな一面を見せます。
1曲目は、誘うようなポップなメロディが魅力的な「天命系メルト」。オリジンの姿では既にダンスが披露されていましたが、3人でのアバター姿としては初お披露目となります。
ダンスはメンバーの意見をもとに、ララさんがイレブンプレイさんによるオリジナルダンスをアレンジ。彼女の一押しポイントは、ララさん&ネフィさんが、チノさんに投げキッスをする所だそうです。
(MCではチノさんが、ララさんを撫でるてぇてぇなシーンも!)
MCが終わると、二幕に出演予定のミューさん、ニナさん、ヴィッテさん、そしてスペシャルゲストである花譜さんも登場します。やや緊張気味の花譜さんですが、「VALISさんのライブに参加できてすごく嬉しいです!」と喜びを隠せない様子。6人も憧れの存在を歓迎するように大興奮していました。
7人で披露するのは「神聖革命バーチャルリアリティ」。本楽曲は、カンザキイオリさんによる提供楽曲「革命バーチャルリアリティ」に、平田義久さん、たかやんさんがリアレンジを加えたもの。
壮大なメロディアレンジと、ラップパートの追加によりVALISメンバーの持つ個性が、より際立つ仕上がりとなっています。花譜さんの儚くも力強い歌声と、6人のダンスと歌声が重なります。互いへのリスペクトを感じるパフォーマンスが生み出す確かな"革命"がここにはありました。
二幕に出演予定のミューさん、ニナさん、ヴィッテさん、そしてゲストの花譜さんが降壇。ここからはGW企画として6日間連続、日替わりで公開されたオリジナルソロ曲が続きます。初披露となるソロ楽曲のダンスと合わせて「感情プレステージ Vol.2」の目玉となっています!
まずは、チノさんの「I.C.E」。タイトル通りのクールな大人っぽさを持ちつつ、相反する氷を溶かすような情熱を秘めた楽曲。制作を担当したのは、名前は未だ無い。さんです。
MCでは「自分の性格や好きなものが凝縮されている」と曲の魅力を語ります。タイトルの意味を聞かれると、「愛す」と、チノさんが好きな「氷」がかけられており、まさに彼女を表現するに相応しい一曲であると説明しました。ライブでは、ダンスとともにセリフパートを披露しており、ヴァンデラーたちからは大きな”はなまる”がコメントで送られていました。
「終身刑です」のフレーズが頭に残るララさんの「禁断果実」は、ダークとキュートの二面性が刺激的な一曲。楽曲提供は、なきそさんが担当しています。
印象に残るグッと腰を落とすダンスは、体幹の強い彼女だからこそ表現できる動き。チノさん、ネフィさんからも「カッコよかった!」と太鼓判が押されていました。
「嗚呼 黙れ 黙れ」という強めの歌詞も全部ひっくるめて、ララさんなりの愛情表現であり、自分と国民(ララさんのファンネーム)を繋ぐ大切で大好きな曲だとMCで語りました。
ネフィさんは「猫好的トリックスター」を熱唱。「みんなとコールがしたかった!」と、ライブで実現したことに喜ぶネフィさん。ダンスでは、小柄な体を活かすようなステップと、ステージを所狭しと動き回っていたのが印象的でした。
元気いっぱいな彼女らしい楽曲は、廉さんが作詞・作曲を務めています。ネフィさんのお決まりの挨拶「にゃんはお」をフレーズとして盛り込むなど、まさに名刺代わりともいえる一曲。特に「君の為 誰にも負けないわ」の歌詞は、大好きなヴァンデラーのために真っ直ぐ突き進むネフィさんらしさが伝わります。
一幕の最後は「境界線マクガフィン」の3人ver.で締めくくります。過去の楽曲タイトルが歌詞に組み込まれており、彼女たちを追い続けた人には大きな意味を持つ曲でもあります。
ダンスは初披露となりましたが、MCでは6人用の振り付けがあり、今回は3人ver.のオリジナルタイプであることも明かされました。ダンスの全貌は全員が揃った時のお楽しみとして、3人はステージを後にしました。
二幕では、ミューさん、ニナさん、ヴィッテさんが登場。こちらも3人でのオープニングダンスが披露されます。
1曲目は体を揺らしたくなる3番目のオリジナル曲「道化師ブランケット」を、3人ver.でヴァンデラーたちに届けます。ミューさんがアレンジしたフォーメーションで、息の合ったダンスを魅せます。
ソロパートは、ミューさんの「渇愛論」からスタート。ゆったりしたジャジーなメロディと、艶のある歌声が溶け合う愛の歌。「思っていることを歌詞に投影してくれた」と、楽曲提供者である平田義久さんにミューさんが深く感謝する一幕も。
VALISの楽曲は全体的にダンスに合わせてテンポが早いため、こうした聴かせる一曲はミューさんの新しい可能性を感じさせてくれます。
ポップな曲調と、切ない歌詞にエモーショナルが溢れるニナさんの「わたしマニュアル」は、新たにSINSEKAI STUDIOに仲間入りしたMIMIさんが楽曲制作を担当しています。
「言葉で表すよりも、ショーで魅せたい曲」と語るニナさん。楽曲を表現するオリジナルダンスも相まって、その魅力は確かに多くのヴァンデラーに伝わっていました。
沢山の可愛いが詰め込まれた、ヴィッテさんの「ピカピカキャンディラブイズム」は香椎モイミさんが楽曲提供。耳から離れない中毒性のある楽曲には、ヴィッテさんの魅力が散りばめられており、キュートさの中に深みのある仕上がりとなっています。
タイトルにもある「キャンディ」は、「ヴィッテを好きな人のこと」とMCで発表されると、ミューさん、ニナさん、そしてコメント欄が「私のことじゃん!」とアピール合戦する場面もありました。
「感情プレステージ Vol.2」のラストを飾るのは3人ver.の「錯綜リフレクション」。初披露となる難易度の高いダンスを完璧に踊り切る姿からは、このステージに向けた彼女たちの見えない努力と、ライブにかける熱意が垣間見えました。
以上でVALISのデビュー2周年を記念した「感情プレステージ Vol.2」は幕引きとなりました。次に彼女たちに会えるのは、2022年7月に開催される「転生デパーチャー」。全編オリジンの姿で行われるショーは、果たしてどんな"革命"を魅せてくれるのか、期待せずにはいられません。
VALIS 2nd ONE-MAN LIVE「転生デパーチャー」Z-aNで配信決定!
【開催日時】2022年7月30日(土) 18:30開演(17:30開場)
【会場】ヒューリックホール東京 ※ 会場チケットは完売
【配信詳細】
・Z-aN配信ページ:https://www.zan-live.com/live/detail/10156
・配信チケット:3,500円
・配信日時:2022年7月30日(土) 18:30開演(17:30開場)
・アーカイブ視聴期間:放送終了後準備が整い次第 ~ 2022年8月6日(土)23:59